鋼管杭工事(鋼管杭回転圧入工事)
鋼管杭工事(鋼管杭回転圧入工事)とは
鋼管杭回転圧入工事とは、建物の荷重を鋼管杭を介して強固な地盤に伝えることにより、支持力の確保及び、沈下の抑制を図る工事です。柱状改良工事や表層改良工事と違い、地盤自体を改良し固めるのではなく、深い位置にある固い地盤(支持層)に杭を打設し、その杭で基礎を支える工事です。回転貫入工法は、無残土での杭施工を実現します。産業廃棄物(地盤改良材やセメントミルク等)は一切使用しないことにより、残土を全く発生させません。また、低騒音・低振動で都市部、住宅密集地、建物屋内などでの杭施工に最適です。
施工に必要なものは、小型杭打機のみでプラント設備等は不要なため、極めて省スペースで施工が可能です。杭材は小型トラック(2t~4t)で搬入が可能、現場周辺の環境保護にも貢献します。小型でありながら高トルクが可能な施工機械を使用することにより、狭い搬入路、施工現場、上空制限のある現場(工場等)など、限定された施工条件に対応します。