テコットパイルSR工法
建築技術性能証明書取得工法(GBRC性能証明)
テコットパイルSR工法の工程概要
本工法は、切り欠きを施した鋼管に2枚の半円形鋼板の羽と掘削刃を鋼管に溶接接合したものを、回転させることによって地盤中に貫入させ、これを杭として利用する技術です。
スライドウェィト試験を活用する事で、施工管理が充実
スライドウェイト試験は、施工後の杭先端に打撃力を加えて地盤反力を計測することで、長期許容支持力が確保されていることを確認するために実施する品質管理試験である。
試験杭施工終了後の杭および本杭打設時に施工トルク値が試験杭で決定したトルク管理値を下回る場合や杭の貫入量管理を行う場合は、杭先端に重錘を落下させて、重錘に取り付けたスライドウェイトの最大変位より杭先端支持力を確認するスライドウェイト試験を行う。
施工順序
- 杭を吊り込んで杭先端を杭芯に合わせる。
- 杭芯へのセット終了後、鉛直性を確認し、杭が移動しないように振れ止め装置をセットする。
- 杭を正回転(右回転)させ、拡翼の推進力と、必要に応じ圧入力を加えて杭を貫入させる。
- 1本目を回転貫入したら、2本目以降は溶接より継ぎ足しを行い、順次回転貫入させる。
- 回転キャップを用いて所定の深度まで回転貫入させ、管理値を越えていることを確認して回転貫入を完了する。
- 回転キャップを逆回転(左回転)させて引抜き、施工を完了する。