土壌汚染 調査から改良とは

土壌汚染とは

土壌汚染とは、有害な物質が土壌に浸透して土壌や地下水が汚染された状態です。
有害な物質を使用中あやまってこぼし、土に染み込んでしまった。有害な物質を含む廃棄物が、土の中に埋められて、雨などによって周りの土や地下水に溶けだして起こります。

土壌汚染は見えない

実際に土地を見ても土壌汚染は判りません。
今は別の用途で使われているけれど、過去には工場の敷地であった。規制がない時代に工場内で有害物質を扱っていた。
過去に敷地内で廃棄物の処分をしていた。現在の土地利用を見るだけでなく、過去の土地利用の履歴を調べる事も、汚染を知る大きな手がかりになります。

土壌汚染の可能性がある土地とは?

土壌汚染が疑われる土地は一概に断定することはできませんが、以下のような用途で使用されている歴史がある土地の場合には注意が必要となります。

  • 製造工場
  • クリーニング工場
  • メッキ工場
  • 印刷業
  • 鉱物業
  • 農地(科学肥料などによる汚染の可能性)
  • 病院及び研究施設
  • 焼却施設・野焼きをしていた土地
  • ガソリンスタンド

などがあります。

土壌汚染調査を行う
1
資料調査
登記簿謄本、住宅地図、航空写真などの資料からその土地の健全性を判定する調査です。
2
概況調査
地表面から深さ50cm程度の土壌を採取し分析をします。
土壌汚染の有無、汚染の広がりを判定する調査です。
3
深度調査(ボーリング調査)
概況調査で汚染が基準を超過した区画でボーリング調査により深度方向への汚染の広がりや地下水の状況を調べます。

対策(治療)

調査で決定した範囲に、適切な対策を行います。

(例)

  • 汚染土壌を掘削、入れ替えする方法
  • 汚染土壌を封じ込める方法
  • 原位置で土壌に薬剤を添付して、無害化する方法
  • 汚染土壌が飛散しない様に、覆土、舗装する方法
  • その他

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